古代メキシコ文明

作家エルネスト・バロン氏による「古代メキシコ文明」は、メキシコの民族の真の感情と知識を私たちに伝える、本物の人類学および歴史の研究所である。よくある他の書物とは違って、この本は、著者による深い調査、研究およびその経験の結果として、賢明で文化的な、この偉大な文化のえもいえぬ知恵を、知識の様々な側面において伝えている。

この作品を通して、著者は、現在は威信を損なわれ忘れ去られてはいても、かつてはピラミッドを持つ真の太陽の文明であった、偉大な民族の知恵について分析し、明らかにしている。彼らは、現代文明も及ばない偉大な知識と知恵を今に残している。著者は、真の蛇の文化だけが持ち得る知識の光で私たちの心を満たす。それは、現在もなお、羽の生えた蛇ケツァルコアトルの道を進むよう、私たちを誘うものである。

伝説や古文書より採取した「テノチティトランの創設」とそこに秘められた象徴から、「神々の町、テオティワカン」とそのピラミッド状の神殿、そしてその聖なる神々の象徴に始まり、著者は、アステカ族、トルテカ族、オルメカ族等の「メキシコの主な文化」について詳細な言及を行っている。そして第三部では、最も偉大で謎めいた文明の一つであり、強大な文化を有する「マヤ民族」について、その起源や町、習慣、儀式、神々、聖なる書物について詳述している。そして最後に、より精神的で内面的な部分、「古代メキシコの偉大なる神々」について掘り下げている。


これは、古代の民族の輝かしい時代を再現し、そのはるかなる文化と知恵の真価を私たちに伝える、まさに偉大な本である。著者は次のように述べている。「世界が続く限り、メキシコ-テノチティトランの名声と栄光は尽きることがない。」
 

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