抜粋 神秘のエジプト文明

この作品は、それを取り巻く深い知識と共に、あらゆる知恵の源である、この素晴らしい文明に対する著者の尊敬と深い献身を反映している。

 

Ernesto Barón. La Enigmática Cultura Egipcia「私たちの銀河の宇宙エネルギーは、星々や星雲、惑星等を通して、大ピラミッドにも届いている。」

「現在、ナイルの西岸沿いに80基近いピラミッドが特定されている。その中には、未完成のものや、ほぼ特定が不可能なほど破壊されていているものも含まれる。しかし、その大きさとそれが持つ教えで、大ピラミッドに比肩し得るものはない。」

「イニシエーションの儀式において、大司祭あるいはファラオは、善良なる者、生命と歳月、そして万物の主でありマスター、オシリス神の姿で表れる。」

「エジプトのミイラ化は、時を通して、神聖な存在への尊敬と崇拝の動機であり続けてきた。聖なる死者の書では、死は死者の国、アメンティの地に位置する。この書には、魂の移動、転生、偏在性、そして死の先にあるあらゆる神秘を秘める深遠な魔法の全てが記されている。」

「また、王家の谷には、セティ1世の墓も存在する。そのレリーフやフレスコ画は全て非常に良い状態を保っており、未だ新鮮な色彩のため、この墓は王家の谷でも最も保存状態の良いものの一つとなっている。」

「その内部には、入れ子の箱のようにミイラの形をした3つの棺が順に重ねられて入っていた。これらのうち、最も内部にあった棺は最上級の純金でできていた。つまり、秘教的な象徴を見るなら、低い4つの体、肉体、ヴァイタル体、アストラル体、メンタル体と、3つの棺または高等な3つの体、意志体、意識体、霊体を意味している。すなわち、自己実現した人間の7つの体である。」

「高さ70mに及ぶスフィンクスの巨大な姿が、ギザのピラミッドの傍にそびえている。秘教家や古代のスフィンクスの騎士達にとって、これは自然の母の象徴であった。」